6日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、2009年のニューヨーク市長選挙でマイケル・ブルームバーグ前市長の選挙運動本部長を務めたブラッドリー・タスク氏が、来年実施される市長選で、ビル・デ・ブラシオ現市長の再選を阻止するためのキャンペーンを開始した。
コンサルタント会社を運営するタスク氏は、デ・ブラシオ市長に対抗するNYCDeservesBetter.comというウェブサイトを開設した。同サイトでは今後、次期市長選で市長の対立候補となる可能性がある、市会計監査官のスコット・ストリンガー氏や民主党連邦下院議員のハキーム・ジェフリーズ氏などと市長の支持率について世論調査を行い、その結果や、各候補へのアドバイスなどを掲載する予定。また同キャンペーンでは、13年の市長選で有力候補だったクリスティン・クイン氏打倒に効果を示した宣伝文句「クイン以外なら誰でも」をもじった反デ・ブラシオ広告を打ち出すという。
同キャンペーンは当面の間、タスク氏の自費により運営されるが、今後は寄付も受け付けるという。
この挑戦を受け、デ・ブラシオ市長の選挙運動広報担当は、「プレKの拡大や犯罪の減少、低所得者向け住宅の建設など、次期選挙は市長のこれまでの功績に基づいて判断される」と、一笑に付した。