RELATED POST
8日付のFOX5によると、米国北東部海岸でアザラシが繁殖期を迎え、赤ちゃんが見られる季節となったが、米海洋大気庁(NOAA)は、アザラシやそのほかの海洋生物には近付かないよう呼び掛けている。もちろん一緒にセルフィーを撮るのも駄目。これは動物のためだけでなく、人のためでもあるという。
NOAAによると、アザラシの顎は強力で、噛まれたら歯型が残るほど危険。実際、一緒に写真を撮ろうと近付いたため、噛まれてけがをした人が何人もいるという。野生動物は、人が近付くとストレスや脅威を感じ、予期できない行動を取る可能性がある。また、赤ちゃんだけを見掛けても、母親が近くにいることが多い。母親は脅威を感じると育児を放棄する可能性があるため、この場合も絶対に近付いてはならない。NOAAの海洋関係職員、メンディ・ギャロン氏は、「赤ちゃんアザラシを見掛けたら、保護が必要と思っても安易に近付くべきでない。人やペットを遠ざけて、静かに見守ること」と語る。
さらに、海洋動物を追いかける、いじめる、嫌がらせをするなどは迫害行為に当たり、1972年に発効された、海洋生物保護法違反とみなされる。
いくらかわいくても、アザラシなどの海洋生物には近付かず、遠くから写真を撮るなど、保護を再優先に考えた行動が求められる。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
日本国旅券(パスポート)の国内集中作成開始に伴う留意事項 在NY日本国総領事館
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か