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9日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク州でヘロインおよび合成麻酔薬オピオイドの過剰摂取による死亡事故の件数が記録的に増加していることが、ニューヨーク州の会計監査官トーマス・ディナポリ氏が同日発表した報告書により明らかになった。
連邦当局による統計に基づき作成された同報告書によると、2014年に州で起きた、ヘロインの過剰摂取が原因の死亡事故件数は825で、13年の666から24%上昇し、10年前と比較するとおよそ25倍に増加していた。また、処方薬であるオピオイドの過剰摂取による14年の死亡事故件数は1008で、05年からおよそ4倍に増加している。
ディナポリ氏は、「ヘロインおよび処方薬であるオピオイドの中毒は、人々の生活を崩壊させ、経済的破綻を招くなど、悲惨な結果を引き起こすことが多い」と注意を促した。
報告書が発表されたのと同じ日、アンドリュー・クオモ州知事により、ヘロインおよびオピオイドのまん延について調査するために編成された対策本部が、この問題に取り組むための25の勧告を発表している。知事と州議会は、ヘロインのまん延に対処するための法案について協議を続けており、立法議会が閉会するまでに採決に持ち込めることが期待されている。
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