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11日付のニューヨーク・タイムズによると、ブルックリン区のゴワナス運河沿いにある撮影スタジオが、取り壊しの危機に直面しているという。
同スタジオは、かつて製銅会社だった倉庫を1999年にイースタン・エフェクト社が撮影スタジオとして改築して以降、さまざまなテレビ番組や映画の撮影に活用されてきた。しかし2010年、ゴワナス運河が、米環境保護庁(EPA)から「スーパーファンド」と呼ばれる有害廃棄物除去プログラムの対象に指定され、巨大な汚水貯蔵タンクの設置場所として同スタジオのすぐ北側の土地が選ばれたため、21年5月までに土地を明け渡す必要があるのだという。
同スタジオの創設者で共同オーナーのスコット・レイ氏によると、取り壊しの対象となっているのは、同社が有する4つのスタジオのうち最も大きいスタジオだという。同氏は、「これまで作り上げてきたものがなくなるのは悲しい」と失望の色を隠せない。これを受け、女優のイーディ・ファルコ氏を含むスタジオ取り壊しを反対する人々から、2100もの署名が集まっている。
EPAによると、この土地は市が選択したといい、EPAは「近隣のプレイグラウンドやプールに影響を受けないことを考慮すれば、住民にとっては好ましい」とコメントしている。
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