14日付のDNAインフォによると、マンハッタン区ウエストビレッジでニューヨーク市警察(NYPD)の警官が一般人とトラブルになり、銃を突き付ける事件が13日に起きたという。
同日の昼間、非番の男性警官は同区のグリニッチ・アベニューを車で走行していた際、自転車に乗ったメッセンジャーと接触しかけたことから、口論となった。メッセンジャーの供述によると、男は自身が警官であることを名乗ることもなければ警察手帳を提示することもなく、車を降りてきたときは既に銃を手にしていたという。メッセンジャーが録画し、フェイスブックに投稿した映像には、警官がメッセンジャーに銃を向ける姿が映っている。
一方でNYPDの発表によると、メッセンジャーの男が警官の車のサイドミラーやバンパーを蹴って傷付けた上に、ポケットから鉄製の凶器らしきものを取り出しながら、暴言を吐いていたことが分かっている。また、メッセンジャーのほうが先に凶器らしきものを振りかざしたことから、暴行未遂などの容疑で逮捕された。当初、男が持っていた凶器はアイスピックだと思われていたが、実際は工具のスパナだったという。
NYPDのジェームズ・オニール部長は「事実関係を調査中」とコメントしており、該当する警官が巡査部長であることを認めているが、名前は公表していない。