日本人出演ミュージカル、盛況のうちに終了 アニーよ銃をとれ

 ブロードウェーで1946年に大ヒットしたミュージカル「アニーよ銃をとれ」が、ナローズ・コミュニティシアター主催により、ブルックリン区のフォート・ハミルトン・アーミー・ベース・シアターで上演され、19日に千秋楽を迎えた。
 配役が素晴らしいと、関係者からの前評判も良かった同作品。演出家のドリュー・フランクリン氏が個々の役者の持ち味を最大限に引き出し、作品の世界観を存分に表現した。
 アニー・オークリーとフランク・バトラーの射撃対決と恋模様を描いたストーリーだが、2人の恋の行方を物語るようにバイオリンを奏でるフィドラーが、要の場面でたびたび登場し、場面を盛り上げた。その重要なフィドラー役を日本人女優の範多美樹氏が好演し、観客の目を引いた。
 観客席からは終始拍手と声援が上がり、大成功のうちに幕を閉じた。

「アニーよ銃をとれ」の一場面