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20日付のNBCニューヨークによると、西ナイル熱ウイルスに感染した蚊が今夏初めてニューヨーク市内で見つかったという。ニューヨーク市保健衛生局(DOH)が同日発表した。
市は、さまざまな感染症を媒介する蚊を調査するため、市内の公園などで定期的に蚊の採取を行っており、12日にスタテン島プリンスベイで捕獲された蚊から、西ナイル熱のウイルスが検出された。DOHによると、西ナイル熱に感染した蚊は、7~11月にかけて発見され、ウイルスを持った蚊に刺され感染しても、全ての人が発症するわけではないという。22日時点で、発症例は報告されていないが、発症すると頭痛や発熱、倦怠感などのインフルエンザに似た症状が出て、まれに神経性疾患にかかる恐れもあるため注意が必要だという。
DOHは、感染防止の対処方として、長袖、長ズボンを着用し、虫よけスプレーを使うことを勧めている。また、ボウフラの繁殖を抑えるために、バケツなどに溜まっている水は除去するよう呼び掛けている。
今年は中南米でジカ熱の感染が拡大していることもあり、DOHは蚊が媒介となる感染症を防ぐべく、引き続き調査を行い、蚊の駆除対策を強化するとしている。
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