21日付のNY1によると、国際連合が「世界難民の日」と定める20日、マンハッタン区のセントラルパークで、市民権取得の記念式典が行われた。米国市民になるため世界12カ国から移民した男女19人が出席したという。
米国市民となった19人は、ガンビア、中国、キューバなどの出身で、式では家族や親戚、友人が見守る中、右手を掲げ「忠誠の誓い」を述べた後、星条旗を振り、帰化を祝った。
参列した米国土安全保障省(DHS)のジェイ・ジョンソン長官は「本日帰化した人々はあらゆる迫害やテロリズム、暴力から逃れるため、過去を捨てこの国へやって来た。これからは明るい未来が待っている」と新たに誕生した米国市民に励ましの言葉を贈った。
式の後、帰化した人々は「これでやっと自由になれた」「恐怖を忘れ、この国で安心して暮らせる」「やっとこの日を迎えられた。これからは米国のために一生懸命恩返しがしたい」などと喜びを語った。
難民または亡命者として米国へやって来た人々は、国内で1年間居住した後、永住権の申請資格を与えられ、5年後には市民権の申請資格が得られる。このような難民も含め、2015年に米国市民権を取得した移民は73万人に上る。