朝の地下鉄駅で銃声? 勘違いで乗客避難

 21日付のNBCニューヨークによると、マンハッタン区の110丁目セントラルパーク北駅で同日、銃声が聞こえたとして乗客が避難する騒ぎがあった。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、同午前9時ごろ、セントラルパーク北端から道路を挟んですぐの、地下鉄2・3番線が通る同駅で、乗客が銃声のような音を聞き、何者かが銃を持っているのではとのうわさが広まったため、駅構内にいた大勢の人々が地上を目指して走り出したという。
 騒ぎは、2番線の電車内で始まった2人の乗客によるけんかから派生したものとも考えられているが、実際に銃を持っていたかどうかは不明。NYPDは、銃が発砲された形跡はないと発表しているため、乗客らの勘違いだった可能性が高い。
 2番線に乗車していたジェシカ・ショッケネスさんは、電車がホームに入った辺りで銃声のような大きな音を3回聞いたといい、降車時にほかの乗客が、「今のは銃声ではないか」と発言したため、人々は走って避難し始めたと取材で述べた。ショッケネスさんはそれが銃声だとは思わなかったものの、周りの人々につられて自分も走ったという。
 この事件でけが人や逮捕者は報告されていない。