22日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区のダイヤモンド街で購入した婚約指輪のダイヤモンドが加工品で、購入額ほどの価値がなかったことを知ったカップルが、販売店を訴える意向を示しているという。
ロングアイランドに住むルイス・ロッシさん(35)とソフィア・フェンさん(33)は、今年1月2日に同区西47丁目のダリア・ダイヤモンドで5.38カラットのダイヤ付きの指輪を3万7千ドル(約380万円)で購入した。同店の店主は当時、8万7千ドル(約890万円)の価値があると説明していたが、後日ほかで鑑定を依頼すると、このダイヤは透明度加工が施されており、実際の価値は1万ドル(約103万円)程度しかないということが判明した。
「透明度を加工しているとは一言も説明がなかった」として、2人は返金を求めたが、店主は2人のことをあざ笑い、同様に過去に返金を求めた女性の新聞記事を誇らしげに見せたという。
店主は、加工についてきちんと説明済みだと主張し、この問題は解決して、全額を返金するとも述べている。
「人生最大の買い物だったのに」とロッシさんは嘆く。2人は、返金についても信用できないとし、訴訟を起こすつもりだという。