菓子店の奥に麻薬工場 大量のヘロインや小分け袋を押収

 24日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州課税・財務局による無作為の検査により、ブルックリン区の菓子店奥に、巨大な麻薬倉庫があることが発覚し、運営に関与した疑いのある2人の男が逮捕された。
 同局の職員が22日、同区ブッシュウィックのゲイツとセントニコラス・アベニューの近くにあるゲイツ・キャンディー&グロッサリーストアを訪れたところ、麻薬や麻薬に関連した道具が見つかったため、ニューヨーク市警察(NYPD)に通報した。捜索令状を持ったNYPD第83分署の警官が翌日同店を訪れ、店を閉鎖し捜査を行うと、店の奥の隠し部屋から、複数のビニール袋に入った大量のヘロイン、ヘロインを小分けして入れるための袋100万枚以上、計量器などが見つかり、これらを押収した。
 同分署は、トラックの荷台いっぱいに積まれた押収物の写真を短文投稿サイトのツイッターに投稿したが、これらは一部であり、さらなる物品が押収されたという。
 事件に関与した疑いで、クイーンズ区のハムダン・アルサイディ被告(33)およびマンハッタン区のモハメッド・アリ被告(46)が逮捕され、規制薬物の不法所持や麻薬密売などの罪で起訴された。