24日付のFOXニューヨークによると、ニュージャージー州で、米大統領選で共和党の候補指名を確実にしているドナルド・トランプ氏のキャンペーン旗が盗まれる事件が相次いでいる。
この旗は、トランプ氏の名前と「偉大な米国を取り戻そう」というキャンペーンスローガンが入ったもの。同州モンマス郡ウエストロングブランチにあるジョー・ホーニック氏の自宅では、この旗を玄関の外に飾っていたところ、何者かに盗まれたという。長い髪を結び、黒いワンピース姿の中年女性がフロントポーチに近付き、旗を持ち去る姿を監視カメラが捕えており、地元警察は映像を公開し、この人物に関する情報提供を呼び掛けている。
ホーニック氏によると、この旗が盗まれたのはこれで11回目だといい、自身のフェイスブック上で、「トランプ氏の旗は米国史上最も人気のあるキャンペーン記念品」と誇り、盗まれるたびに新しい旗を飾っているという。
ホーニック氏は今年3月、トランプ氏の旗とサインを自宅の外に掲示し、違反チケットを切られている。選挙日から30日以前に選挙関連のサインを屋外に掲示することを禁止する法令に違反したとの容疑だったが、「法令があまりに曖昧」との理由で、裁判官が棄却した。