26日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、同日マンハッタンで行われた、LGBTの権利と尊厳を訴えるイベントとしては世界最大級の「プライド・マーチ」の参加者が、行進中にプロポーズしたという。
同パレードの列の中、ニューヨーク市消防局(FDNY)の救急救命士として働くジュリアーナ・アリョーヨさんが、同僚でパートナーのエリカ・マレーロさんにサプライズで結婚を申し込み、マレーロさんが承諾すると、周囲の参加者は祝福し、辺りは幸せな空気に包まれた。
今年は12日にフロリダ州オーランドで発生した銃乱射事件の犠牲者49人を追悼する記念式典ともなっており、「犠牲者の追悼のために参加したが、記念に残るようなパレードにしたかったので、ここでプロポーズすることに決めた」とアリョーヨさんは話している。翌日、FDNYは公式ツイッターに「FDNYから幸せなカップルが誕生!おめでとう!」と投稿した。
「パレードに参加できてうれしい。仲間たちに会えたし、今日は自分のアイデンティティーを誇れる日」と話す参加者の1人は、「愛ではなく、銃を規制せよ」と書かれたポスターを掲げながら銃規制の強化を訴えた。