27日付のCBSニュースによると、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が同日、歌手のビリー・ジョエルさんらと、オートバイで乳がん検診を呼び掛ける啓発運動を行った。
知事は、TV局フードネットワークのスターで元乳がん患者である恋人のサンドラ・リーさんとジョエルさんとともに同日朝、ロングアイランドのサンケン・メドウ・パークを出発し、数百人の一般のバイカーと合流しながらマンハッタン区のジャビッツセンターに立ち寄り、同夜に最終目的地のニューパルツに到着した。知事は出発前の式典で、夜間や週末にも乳がん検査(マンモグラム)が受けられるよう、州内の210の病院に診療時間を延長することを義務付け、医療保険会社に、乳がん検診やそのほかの診断検査を受ける患者にディダクタブルやコーペイなどの自己負担金を課すことを禁止する法案に署名した。
知事が乗った、ハーレー・ダビットソン社から寄贈された特注モデルのオートバイは、オークションにかけられ、その売り上げは乳がん研究振興財団に寄付される。
同州では、毎年約1万5千人の女性が乳がんと診断されているが、診療時間や医療費の問題で、検診を受けない女性が多いという。