大手書店がコンセプト店オープン 併設エリアで食事や酒を提供

 28日付のFOXニューヨークによると、書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルが、食事や酒を提供するレストランコーナーを併設するコンセプト店をオープンするという。
 同社のロン・ボイアCEOによると、この店舗はニューヨーク州ウエストチェスター郡イーストチェスターに、この10月に誕生する予定。各店舗には既にカフェが併設されているが、レストランの併設は初となる。レストランコーナーは、通常の喫茶コーナーの約2倍の広さがあり、シンプルでモダン、かつ落ち着いた雰囲気の内装で、本とともに食事、ビールやワインを楽しむことができる。
 同社では、このアイデアを試みるため、同様のコンセプト店をミネソタ、カリフォルニア、バージニア州にも1店舗ずつオープンする。また、現在COOを務めるジェイミー・カーレイ氏をレストラングループの社長に就任させ、不動産開発とこうしたコンセプト店の運営に力を注ぐ。
 AP通信によると、同社は全米で640店舗を展開しているが、ニューヨーク市内では売上不振を理由に閉店が相次いでいる。レストランコーナーを設けることで、売り上げにどう影響するか注目される。

タグ :