12日付のエーエム・ニューヨークによると、6日に配信を開始したアプリ「ポケモン・ゴー」は、瞬く間に大人気となったが、それに伴い米国各地で騒動が起こり、ニューヨーク市警察(NYPD)などが注意を喚起している。
早くも社会現象となっているこのアプリは、GPSを使い、街を歩いてあちこちに現れるポケモンを“ゲット”するというゲーム。NYPD第19分署はツイッターで、「『リザードン』がレアキャラだと分かっているけど、警官に“ゲット”されないようにね」と投稿。車の運転中にゲームをしないよう、注意を促しているのである。またニューヨーク州都市交通局(MTA)は、夢中になって事故に遭わないようにと、「全部捕まえたいのは分かるけど、地下鉄駅構内では黄色い線の内側でね」とツイートしている。
ニューヨーク州ロングアイランドでは、スケートボードに乗っていた21歳の男性が、ポケモンを捕まえようとして止まりそこね、転んで手にけがをした。ミズーリ州では、ポケモンを捕まえるのに夢中になっている人を狙った強盗が続発し、警察が3人組の容疑者を逮捕した。ポケモン・ゴーの人気は高まるばかりだが、騒動もまだまだ続きそうだ。