13日付のFOXニューヨークによると、ブルックリン区ウィリアムズバーグのイースト川州立公園にあるドッグランでは、犬のふんをコンポスト(堆肥)化する新たな試みを実施している。
その方法とは、公園が提供するスコップや紙袋でふんをすくい、備え付けの入れ物に入れるだけ。その後職員がふんを取り出し、おがくずと混ぜてさらに大きな専用の入れ物でコンポスト化を進め、最終的には熱処理を加え、 近くにあるケント・アベニューの園芸施設で堆肥として使う。ふん処理用の紙袋も環境に配慮し、プラスチック製の袋は使用していない。
ニューヨーク市内にある州立公園やリクリエーション施設、歴史的建造物保存を担当するレスリー・ライト氏は、「ドッグランを利用する市民が率先してこのような取り組みを実施するのは、おそらく北米でもここだけ」と語る。愛犬のマルチーズを連れた公園の利用者も、「とっても簡単」と説明する。
蒸し暑い夏に、ふんの臭いは気にならないかとの質問にライト氏は、「ほかのドッグランと大差ない」と説明する。スコップや表示などに市がかける費用は2千ドル。州としてはここでうまくいくようであれば、ほかの公園でも同様の取り組みを推進するという。