14日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市が13日、 マンハッタン区ローワーイーストサイドに世界初となる地下公園を建設するプロジェクトを許可したことが分かった。
この地下公園は、「ローライン」と名付けられる予定。デランシー通りのクリントンとノーフォーク通りの間、ウィリアムズバーグ橋の旧市街電車ターミナルが建設予定地となる。最新の太陽光発電技術を駆使し、地上部分に設置されたガラスの天窓から自然光を取り入れて、木や草を育てる。また、アートの展示や教育プログラムを開催するスペースも設置予定だ。
副市長で住宅・経済開発担当のアリシア・グレン氏は、「このプロジェクトは、ハイテクと公共スペースを融合し、コミュニティーを活気付ける」と意気込む。共同起案者であるダン・バラッシュ氏も、「地域の人々からアイデアを募り、この地下公園を誰もが楽しめる憩いの場にしたい」と述べた。
市は開始を許可するに当たり、デザイン案を公募するタウンミーティングを実施するという条件を設けている。さらに、1年以内に少なくとも1千万ドル(約10億4800万円)の資金を調達し、プロジェクトの最終案をまとめることとしている。