22日付のDNAインフォによると、18日、ブルックリン区のマッカレン公園で激しい雷雨により倒れた木々のうち、残った2本のイヌリンゴの古木を守ろうと、同区の活動家が立ち上がったという。
残っているのは、樹齢数十年のイヌリンゴの古木2本。このイヌリンゴを守ろうと提唱しているのは、アミール・ヤーコニ氏だ。いずれも細い幹から低く広く多数の枝が張り出しており、再び大嵐が来たらひとたまりもないという。同氏は、古くて重い枝に足場を組むなどして支え、幹にかかる比重を軽減し、倒れるのを回避すべきだと提案している。
造園や彫刻も手掛ける同氏は、この古木を20年近くも眺めてきたため愛着を持っており、また、木々から伸びる2本の枝の一部が絡み合っていて、「美しいロマンスさえ感じるね」と語る。1本は幹に節ができ、ほとんど空洞で助からないかもしれないが、同氏は「これ以上の犠牲は出せない。何とか生き延びたものは救いたい」と述べた。
市公園局は、この嵐による倒木はかなり多かったが、大騒ぎするほどではないと冷ややかな対応だという。同区の公園保護団体、オープン・スペース連盟は、この問題についてコメントしていない。