ベラザノ橋以外にも“迷所” 市内地名のスペルミス

 7月28日付のDNAインフォによると、今年6月にベラザノ橋のスペルミスが話題となったが、ニューヨーク市内にはほかにも同じようなスペルミスのある“迷所”がいくつか存在するという。
 マンハッタン区の北東にあるランダルズ島は、農業を営んでいたジョナサン・ランデル氏の子孫が所有しており、1835年に市が6万ドル(当時の貨幣価値でおよそ6万円)で買い上げた。「Randall’s Island」となっているが、ランデル氏の名前の綴りは「Randel」であり、これは当時の市のスペルミスだという。
 テレビ番組「ウェバーリー・プレイスの魔法使いたち」の舞台にもなったグリニッジビレッジにあるウェバーリー・プレイスは、「Waverly」と表記されている。1833年、スコットランドの作家ウォルター・スコットの死を悼み、住民が請願して、通りの名前に同氏の代表的な歴史小説の題名を付けることにしたが、その綴りは正しくは「Waverley」 であり、これは住民によるミスだった。
 また、ブロンクスとクイーンズ区を結ぶ吊橋、スロッグス・ネック橋は「Throgs」か 「Throggs」か、地元住民の間で議論の的になっているが、今のところ「g」が1つの表記が使用されている。

Yuichi Nasu

Yuichi Nasu