1日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク市警察(NYPD)のビル・ブラットン本部長は同日、フェイスブックに不適切なコメントを投稿した警官に対し、これまでにNYPDから授与された勲章や表彰状などを返還するよう求める文書を送達すると発表した。
グレゴリー・ゴードン刑事(33)は、フェイスブックに黒人やイスラム教徒に対する人種差別的な発言を相次いで投稿し、2014年11月には、ビル・デ・ブラシオ市長の夫人シャーレーン・マックレイ氏がブラットン本部長を信用していないとする同紙の記事に対し、「元コカイン中毒者が言うことなんてどうでもいい」と投稿した。
同刑事が、NYPDの一員であることを不名誉に感じ、勲章や表彰状を返したいとコメントしていたことを知った本部長は、「ゴードン刑事がそのように感じているのであれば、全ての勲章や表彰状を早急に返還することを求め、授与の記録についてもNYPDのデータから削除するつもりだ」と語った。
同刑事はフェイスブックの投稿を全て削除しており、スタテン島の第121分署からは転属させられた。
NYPDは警官に、SNSを利用する際には、適切な判断を下すよう指導している。