2日付のメトロ・ニューヨークによると、シティバイクは同日、新たな事業拡張計画を発表した。
今回の計画では、まずマンハッタン区の85〜100丁目に28の新しいバイクステーションを設置する。既に東88丁目にはパークと5番街に、西87丁目にはアムステルダム街とウエストエンドにステーションを設置した。今後さらに同区を北上し、ブルックリン区でも拡張する予定だ。
また、この発表に合わせ、年間メンバーシップを25ドルディスカウントするプロモーションを実施する。
計画発表に際し、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は「シティバイクはコミュニティーに活力を与え、貧富の差を軽減するのに役立つ」と述べた。今年末までに市内で総数600のステーションとバイク1万台の導入を目指すほか、来年にはバイク数を1万2千台に増やし、2013年開始時の倍にする目標だという。
当初、貧困層が多く住む地域にステーションを設置する予定はなかったが、現在はマンハッタン区の100丁目以北への拡張も積極的に進められている。マーク・レビン市議会議員は、「バイクを最も必要とする市民に提供できる。市全体をカバーするバイク網構築への大きな一歩だ」と評価した。