7日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)の次期本部長に先週任命されたジェームス・オニール氏が、ビル・デ・ブラシオ市長とともに同日、クイーンズとブロンクス区を訪れ、初の公務に臨んだという。
来月、正式に本部長に就任するオニール氏は、同午前中にクイーンズ区ジャクソンハイツで行われたエクアドル・デーのパレードに参加した。ともに参加した市長は、「彼は市民と警官が改めて絆を深めることができる新しいコミュニティーづくりを目指すリーダーだ」と市民らへ紹介した。その午後、2人はブロンクス区のオーチャードビーチへ移動し、海岸沿いの遊歩道を歩きながら市民と交流した。
ブルックリン区出身のオニール氏は、NYPDでのキャリアは交通警察官から始め、それから33年間一貫して現場に携わってきたという。4日に辞任を表明したビル・ブラットン本部長は、7日のラジオ番組に出演し、同氏について「後継者として最もふさわしい人物を選んだ。彼は私と数々の行動をともにし、本部長の仕事を現場で見てきた。もう教えることは何もない。彼の若さでNYPDを引っ張っていってほしい」とエールを送った。