9日付のメトロ・ニューヨークによると、全米の都市の中でペットに優しい都市についての調査が行われ、最もペットに優しくない都市はニューヨーク市であることが分かった。
ウォレット・ハブ社によるこの調査は、ペット関連ビジネスの規模やペットの同伴を許可するレストランの数など19の調査項目を設け、全米100都市を対象に行われた。その結果、ニューヨークは、総合評価が100点満点中わずか24.49点とペットフレンドリーさで最下位になったという。獣医やペットシッターの数などを比較する「ペットの健康管理」と、ペットにかけられる飼い主の予算を指す「ペット予算」という項目の点数が全米平均より際立って低かった。
同社は「ペットを1匹迎え入れると、登録費やケア費用、医療費などで年間に2千ドル(約23万円)もかかることがあり、イヌの場合、健康保険だけでも出費は年間で平均200ドル(2万3千円)を超える。また、市内でペット飼育可能な賃貸物件を見つけるのは難しく、あっても家賃が高額になる場合が多い」と分析した。
一方で、ペットに優しい都市としてランキング上位に入ったのは、フロリダ州オーランドやタンパなどだった。