14日付のエーエム・ニューヨークによると、ブロードウェーの人気ミュージカル「ハミルトン」の監督で主役も務めたリン=マニュエル・ミランダさんが同日、ニューヨーク市内で記者会見を行い、インターネットを使ったダフ屋の規制を訴えた。
ミランダさんは、「ダフ屋がオンライン上でチケットを買い占め、異常な高額で転売している。多くの人がショーを楽しむことができない懸念がある」とし、チャールズ・シューマー上院議員やシアター関連業界団体とともに、ネット上にはびこる“サイバーダフ屋”を非難した。人気の高いショーになると、正規料金で189ドル(約1万8900円)のチケットが、2千ドル(約20万円)にまで跳ね上がるという。
同議員は、ハイテクを駆使し、一瞬のうちに何百枚ものチケットを買い占めたり、高額で転売したりする違法ダフ屋に、1万6千ドル(約160万円)の罰金を科す「オンラインチケット販売改善法案」を議会に提出した。
ニューヨーク州では同様の法律が既にあるが、州内でのチケット販売に限定されている。ミランダさんは、この州法は効果があるため全米に広め、全てのオンラインでのチケット販売を公平なものにしたいと意気込んだ。