WTCモールが新生オープン 有名ブランドなど100軒以上

 2001年9月11日に起きた米同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービル(WTC)にあったショッピングモールが16日正午、新たに生まれ変わって開業した。
 このモールは、ウエストフィールド社が14億ドル(約1400億円)をかけて再開発したもので、36万5千平方フィート(約3万4千平方メートル)の広い敷地に113軒のテナントが入居する予定。アップルストア、ビクトリアズ・シークレット、アンダー・アーマーなどの有名ブランド店が軒を並べ、そのうちの約半数が同日オープンした。また、歌手のジョン・レジェンドさんがライブを行うなど記念イベントが催され、終始多くの人で賑わった。
 「ダウンタウンでのビジネスに期待している」と地元メディアに語るのは、英国王室御用達の文房具などを扱う老舗、スマイソンのマーケティング責任者。同エリアには住民6万人に加え23万人の労働者が集まり、これは同テロ前の約3倍に当たる。また、年収の中央値は約13万5千ドル(約1350万円)と高所得者が多い。さらに、9.11記念博物館などの観光スポットにも年間約150万人が訪れるため、将来ショッピングの中心地になることが予想される。

Daily Sun

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