スマートガンで安全な社会を 発明コンテストに賞金100万ドル

 16日付のエーエム・ニューヨークによると、ブルックリンのエリック・アダムス区長が、事前登録された人しか発砲できない銃、「スマートガン」をデザインするコンテストの開催を発表した。
 アダムス区長は、銃に関連した不慮の事故が増加していることから、「より安全な設計の銃を開発し、このような銃問題の解決策を見出して欲しい」との思いで、同コンテストの開催を決定した。
 全米の大学からチーム単位で募集しており、必ず大学院生か教授が最低1人は参加する必要がある。チームリーダーは大学関係者でなくてはならないが、それ以外であれば、大学と関係のない人でも参加できる。
 参加受付は今年9月1日~来年1月1日まで。デザイン案の応募締め切りは来年の6月1日で、優勝チームと上位5チームには、同区長より賞金計100万ドル(約1億円)が授与されるという。
 スマートガンのデザイン案の例には、指紋認識機能や盗難にあった際に追跡できるGPS機能などが上げられている。入賞したアイデアは、ニューヨーク市警察(NYPD)の実験室でその安全性が検証される予定。審査は専門家によって行われ、実現性などが評定される。

発表を行うアダムス区長 (photo: Brooklyn Borough Hall)

発表を行うアダムス区長 (photo: Brooklyn Borough Hall)