25日付のニューヨーク1によると、ニューヨーク大学(NYU)ワグナースクールのルディンセンター・フォー・トランスポーテーションがこのほど、改修工事のため一部閉鎖が予定されている地下鉄L線に代わる交通手段についての7つの提案を発表した。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、2012年に米東部を襲ったハリケーン・サンディによりダメージを受けたマンハッタンとブルックリン区を結ぶカナージートンネルの修復工事を、19年から18カ月かけて行う計画で、このため地下鉄L線の一部が閉鎖される。
同機関は、閉鎖により不便を被る地下鉄利用者のために、①L線に接続する他線の増便、②高速バスの運行、③ラッシュ時のウイリアムズバーグ橋にバス専用車線を設ける、④市とタクシー配車サービスのウーバーやリフトとパートナーシップを組む、⑤イースト川のフェリーの増便、⑥シティバイクやジップカーなどの乗り物シェアサービスやロープウェーの利用、⑦地元企業が2区間を結ぶ交通手段のオプションを準備するなどの案を推し進めたいとしている。
MTAでは既に、地下鉄MおよびJ線の運行本数の増便とG線の車両数を増やすことを予定している。