25日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市警察(NYPD)の元刑事でテレビ局フォックス・ニュースのコメンテーターを務めるボー・ディエトル氏は同日、次期市長選に出馬しビル・デ・ブラシオ市長と戦うために、所属政党を共和党から民主党へ乗り換えると発表した。
同日、WABC局のラジオ番組「ザ・バーニー・アンド・シッド・ショー」に出演した同氏は、「市では、民主党への支持が大多数を占める。市は今、財政的には保守的だが社会的には非排他的な人間を必要としている」と語った。身長196センチの市長を「ビッグバード」と呼ぶ同氏は20日、市長に遭遇した際、「君は市を破壊している」と批判し、次期市長の座を狙うことを示唆する言葉を投げ掛けたという。
市長は選挙運動の間、当選すれば就任初日に観光用馬車を廃止すると公約していたが、ディエトル氏はこれに対抗し、初日にブルドーザーに乗り自転車専用レーンを取り壊すと約束した。また、市長が朝、車でブルックリン区パークスロープのジムに通っていることについて、「グレイシーマンション(市長官邸)にジムを建設すれば、わざわざブルックリンまで行かなくても運動できる」と皮肉った。