25日付のNBCニューヨークによると、クイーンズ区のラガーディア国際空港(LGA)で21日から始まった改修工事に伴い、空港近辺の一部道路の閉鎖とそのための迂回措置が原因で、大渋滞が発生している。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)は先月、工事を開始するに当たり、空港内の一部駐車場と周辺道路の閉鎖による混雑を予想し、注意を喚起していた。しかし21日には車でLGAに向かう際の主要経路となる94丁目が閉鎖されていたため迂回しなければならず、また、信号が故障した上に、悪天候により多数のフライトが遅延となったことも影響して、予想を超える渋滞が翌日まで続いた。このため渋滞中の車を降り、空港へ向かって歩き出す人たちの姿も見られたという。
これを受け、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、直ちに事態を改善するよう関係者に命じたという。
PAはツイッターで状況を毎日更新し、利用客に対して、最新の情報を確認した上で、国内線であっても遅くても搭乗の2時間前には到着するよう呼び掛けている。また渋滞緩和のため、タクシーの相乗りやQ70バスなどの公共交通機関の利用を推奨している。