30日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、マンハッタン区ハーレムに29日、音楽プロデューサーでラッパーのディディことショーン・コムズさん発案のチャータースクールが開校したという。
キャピタル・プレパトーリー・ハーレム・チャータースクールは、コムズさんが共同出資者として設立。才能を発揮する機会に恵まれない同地域出身の生徒を対象に、大学進学のための準備教育を行い、未来の指導者や社会改革の担い手となる人材の育成を目的としている。募集の際には約千人の応募があり、6、7年生176人の生徒が入学した。2021年までに、6~12年生が計700人在籍する規模の学校となる予定だ。
同日、コムズさんは学生ホールの壇上で、「私たちの学校は、まさに今ここにいる皆でスタートする」とし、「素晴らしい学校と教育は未来に大きな違いを生む。残念ながらどんなに努力しても、全ての人が成功するわけではない。でも、ここでは公平にチャンスをつかむことができる」と、集まった生徒らを激励した。
同校は、大学進学率の高さを誇るコネチカット州のキャピタル・プレパトーリー・マグネット・スクールのカリキュラムをモデルとしている。