29日付のメトロ・ニューヨークによると、元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏が同日出演したテレビ番組FOX・アンド・フレンドで、「私はビヨンセよりも多くの黒人の命を救った」と発言していたことが分かった。
28日に開催されたMTVのビデオ・ミュージック・アワードで歌手のビヨンセさんが最新アルバム「レモネード」収録曲のメドレーを歌った際、警官が黒人を殺害したことを表現する、赤いライトの上にダンサーが次々に倒れるパフォーマンスを行ったことについて、司会者から感想を求められると、同氏は「質問する相手が間違っている。私の5人の叔父と2人のいとこは警官で、そのうちの1人は殉職している」とし、「私は世界最大で最も優れた警察であるニューヨーク市警察(NYPD)を指揮していた。その間、殺人事件を75%減少させ、あのステージ上の誰よりも多くの黒人の命を救った」と主張した。
同氏はまた、ビヨンセさんが今年2月のスーパーボウルのハーフタイムショーに、黒人人権団体ブラックパンサーを意識した衣装で出演したことについて、「あれはハリウッドでなくフットボールだ。彼女やわれわれを守る警官を攻撃する場に使うとは言語道断だ」と別の取材で述べた。