ジャマイカの駅がアップグレード 交通ハブとしてより便利に

 8月30日付のエーエム・ニューヨークによると、クイーンズ区ジャマイカのサットフィン・ブルバード/アーチャー・アベニュー駅周辺で大規模な改修工事が行われるという。
 平日は1日約14万人が利用する同駅は、複数路線が乗り入れており、ジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)への乗り換え駅として使われるなど、ニューヨーク市内の主要ハブ駅の1つとなっている。しかし同区選出のジェームズ・サンダース市議会議員によると、駅周辺には不便な場所も多いという。そのため、より便利でエネルギッシュな駅にする、この工事を提案した。
 工事には、765万ドル(約7億9千万円)の予算が投入され、駅へのアクセスをより良いものにするために駅周辺の歩道を拡幅して回遊性を高めるほか、バス停やバスレーンも改良する計画が立てられている。また、駅近辺の、これまで信号がなかった交差点に設置することで混雑を防ぎ、地下鉄駅の出入口も2つ増やす予定だという。
 同議員は、「駅をより多くの人に利用してもらうことで、クイーンズ区のビジネスなどがこれまで以上に栄えることを願う」と話す。工事は年内に着手し数年かかる見込みで、完成予定日はまだ発表されていない。

同計画を発表するサンダース市議会議員(右)(photo: Senator James Sanders Jr.'s Office)

同計画を発表するサンダース市議会議員(右)(photo: Senator James Sanders Jr.’s Office)