8月31日付のタイムズユニオンによると、米農務省(USDA)は同29日、夏季の深刻な干ばつに見舞われ、給水量や農地の状態に悪影響を受けたニューヨーク州の24の郡を、自然災害地域に指定したという。
指定を受けたのは、モンローやオンタリオ、エリー、ナイアガラ郡など。干ばつの影響で水不足となり、農作物の生産量や質に悪影響が出る恐れがあることから、指定された郡の農業従事者は、連邦政府から低利緊急融資などの援助を受けることができる。緊急融資申請の受け付けは、同日から8カ月以内となっている。申請後、州が実際に干ばつの影響を受けた農地へ赴き、対象になるかどうかの査定を行い、最終的に指定となる。
ウエスタンニューヨーク、セントラルニューヨーク、フィンガーレイクス、サウスティアー地方の農地が属する15の郡が、一次自然災害地域として指定されたが、USDAはさらにこれらの地方内の9つの郡を、同様に連邦政府の援助の対象となる自然災害地域隣接地域として指定した。
アンドリュー・クオモ知事の広報担当によると、これらの4地方のほか複数の郡が、一時自然災害地域として指定されることを求めて申請中だという。