6日付のDNAインフォによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)はこのほど、セレクトバスの券売機が故障していた場合、目的地のバス停で運賃の支払いをするようルールを改訂した。
セレクトバスはドライバーのいる最前だけでなく全てのドアから乗降できるが、乗車するためには専用の券売機にメトロカードを入れ、レシートを入手する必要がある。これまでは、券売機が壊れていた場合、乗客は次のバス停で降りてレシートを入手しなければならず、その間ドライバーやほかの乗客は待たされていた。しかし今後は、乗車した次のバス停で一旦下車することなく、目的地のバス停で下車したときに、レシートを入手することになる。
MTAの調査では、券売機の故障は昨年7月末までの1年間に9千件以上報告されており、そのうち16%は使えない状態が少なくとも4日続いた。クイーンズ区ジャマイカでは、故障してから2カ月以上も放置状態の券売機もあったという。
セレクトバスは普通のバスよりも多くの人数を収容でき、停車するバス停も限られているため、急行の役割を果たしている。MTAは2008年からセレクトバスの導入を開始し、現在マンハッタン区内で11路線を運行している。