クイーンズ区で蚊の集中駆除 ジカ熱と西ナイル熱を予防

 5日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク市保健衛生局(DOH)は7日夜から、西ナイル熱とジカ熱のウイルスを媒介する恐れのある蚊を駆除するため、クイーンズ区東部で集中駆除を行うという。
 駆除の対象地域は、同区ベイサイド、ベルローズ、ダグラスマノア、ダグラストン、フローラルパーク、フレッシュメドウズ、グレンオークス、ホリスヒルズ、ホリスウッド、ジャマイカエステイツ、リトルネック、オークランドガーデンズで、同日午後10時~翌日午前6時の間に殺虫剤を散布する。悪天候の場合は、翌日の同じ時間帯に延期となる。
 DOHが今夏に行った調査では、西ナイル熱ウイルスを媒介するイエカやヒトスジシマカがこれらの地域で特に多く発生していることが判明している。
 懸念されるジカ熱については、ヒトスジシマカにもウイルスを媒介する可能性はあるものの、南米諸国やフロリダ州でウイルスを媒介したのはネッタイシマカとみられており、これまで市内で蚊に刺されたことによる感染事例は出ていないと説明している。
 DOHは対象地域の住民に対し、散布が行われる時間は外出を控え、屋外用の家具や遊具などは室内に入れるよう呼び掛けている。

UGA College of Ag & Environmental Sciences

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