8日付のクレインズ・ニューヨークによると、ニューヨーク市は同日、市のメディア&エンターテイメント委員会(MOME)、中小企業支援局、米東部脚本家協会(WGAE)の3つの組織が共同で、脚本家育成プログラム「メイドインニューヨーク・ライターズルーム」を開始すると発表した。
15日から募集が始まる同プログラムでは、研究生に選ばれた新人に対し、現在活躍中の脚本家が一対一で指導に当たる予定で、指導者には「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」や「ビリオンズ」シリーズなどの人気ドラマを手掛ける脚本家が名を連ねている。
市内在住で、一定の条件を満たす脚本家志望者からオリジナルの脚本を募集し、選ばれた12人が研究生として半年間指導を受けることになる。
WGAEの調べによると、2008年に市内で撮影された15のテレビ番組には122人の脚本家が採用されたが、このうち市内在住者はわずか24人だったという。また、白人男性が多数を占め、人種的マイノリティーは13%、女性は29%と少なかったことを指摘しており、主催側は同プログラムで、多様性に富んだ脚本家の育成も強化していきたいと述べている。