12日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、クイーンズ区のスプリングクリークパークで先月2日、ジョギングに出掛けたまま行方不明となり、その後遺体で発見されたカリーナ・ベトラノさん(当時30)が姿を消す前に撮影された映像が同日、公開された。
テレビ番組「クライム・ウォッチ・デイリー」が入手した映像には、黒のジョギング用ビキニトップとショートパンツ姿で走るベトラノさんの姿が映っていた。この映像は、ベトラノさんの遺体が発見されるおよそ5時間前の8月2日午後5時46分に現場近くで撮影されたもので、ニューヨーク市警察(NYPD)は、映像の女性がベトラノさんであることを確認済みだという。
現場からは、犯人のものとみられるDNAが検出されているが、地元および全米のDNAデータベースの記録とは一致せず、捜査は難航している。NYPDは2週間前に、重要参考人の男の似顔絵を公開しているが、依然捜査は進展していない。
被害者の父親フィルさんは、クラウドファンディング「ゴーファインドミー」で寄付を募っており、犯人逮捕につながる情報提供者への謝礼金は、27万2478ドル(約2780万円)に達している。