15日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市運輸局(DOT)は14日、マンハッタン区ローワーイーストサイドのデランシー通りに自転車専用レーンを整備することを発表した。
これは、地下鉄L線が2019年から工事のため閉鎖されるのを前に、ブルックリン区からウィリアムズバーグ橋を渡り自転車でマンハッタン区へ通勤する市民が増えることを想定して計画されたもので、レーンは同橋から西方面へ、アレン通りまで整備される。
通勤などに自転車を利用する人が年々増加しており、DOTの調べによると、平日の午前7~午後7時の間に同橋を渡る自転車は4900台に上るという。また、デランシー通りは交通量が多く、自転車に乗る人にとっては非常に危険なため、地域住民からは専用レーンを求める声が出ていた。
この計画は、市が推進する交通安全運動「ビジョン・ゼロ」の下に毎年発表される年次計画の中の1つ。市では歩行者と自転車運転の安全と、公共交通機関の使用を促進して市内の車の交通量と排気量の削減を目標にしている。同計画にはこれ以外にも、利用者の多いハブ駅近くに駐輪場を整備するなどが含まれる。