MTAが壁画アーティストを公募 N線の5駅で

 9日付のディトマスパーク・コーナーによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が、市内の地下鉄駅に飾る壁画を手掛けるアーティストを公募している。
 対象となるのは、ブルックリン区を通る地下鉄N線の、サンセットパークの8番街駅、ベンソンハーストの18番街駅、20番街駅、ベイパーク駅、そしてベイリッジの86丁目駅の5つ。1駅に1人のアーティストを選び、モザイクタイルやガラス片など、耐久性のある素材を使って壁画を制作することになる。
 美術やデザインの専門家らが、最終選考に進むデザイナーを選考し、ファイナリストには千ドルが贈られる。MTAでは、各駅での壁画制作と設置に20〜23万ドル(約2040〜2340万円)の予算を計上し、選ばれたアーティストは壁画を制作するだけでなく、設置クルーも選ぶという。
 応募締め切りは今月30日。1人20案まで提出可能で、年内〜2020年にニューヨーク市内で作業ができることが条件だ。応募要項や詳細は、MTAの美術デザイン部門(web.mta.info/mta/aft)サイト内の、アーティスト募集(Call for Artists)のページに掲載されている。

MTA駅に位置する魚のモザイク壁画。次はどんなアートが誕生するか (photo: davitydave)

MTA駅に位置する魚のモザイク壁画。次はどんなアートが誕生するか (photo: davitydave)