19日付のDNAインフォによると、安倍晋三首相の妻・昭恵さんが同日、日本語と英語のバイリンガル教育プログラムを採用するニューヨーク市内の公立小学校を視察した。
ブルックリン区の公立第147校の児童らは、日本の童謡を歌って訪問を歓迎した。感激した昭恵さんは、「子どもたちを総理官邸に招待したい」と申し出た。また、このプログラムに対する国際交流基金からの寄付金3万ドル(約305万円)のチェックを学校側に手渡した。
同校のサンドラ・ノヨラ校長によると、学校は資金不足にあるため、この寄付金は主に教員給与の一部として使われるという。現在、資格を持ったバイリンガル教師2人が勤務しているが、昨年は1人が病気で休んだため、その間の代用教員を雇う資金を保護者らがオンラインで募ったという。
この秋で2年目となる同校のバイリンガル教育プログラムには、現在約20人が在籍。規定により、日本語と英語を話す生徒が半々となっている。
取材に応じた保護者の女性は、自身も日本語が得意なため、子どもにも学ばせたいとして、5歳になるわが子を昨年からこのプログラムに通わせていると語った。