チェルシーの2人、既に出国か  観光客との見方強まる

 27日付のDNAインフォによると、マンハッタン区チェルシーで17日に起きた爆発事件の前後に、もう1つの爆弾が見つかった現場付近で監視カメラに映っていた男性2人の足取りがつかめないことから、2人は観光客で、既に出国したのではないかとの見方が強まっている。
 同日、アハマド・カーン・ラハミ被告(28)による23丁目の6と7番街の間に置かれた爆弾が爆発し、多くの負傷者を出したが、27丁目の6と7番街の間で見つかった圧力鍋と携帯電話で作られた爆弾は爆発しなかった。27丁目の様子を捉えた監視カメラの映像には、2人の男性が捨てられていたスーツケースから圧力鍋を取り出し、スーツケースだけを持って立ち去る姿が映し出されており、その際にタイマーとして設置されていた携帯電話を取り外したため、爆発が起きなかったものと考えられている。
 爆弾が不発に終わったことにより、現場には同被告の身元を特定する証拠が残され逮捕につながった。
 警察当局は、2人から事情を聞くため写真を一般公開し、情報を求めていたが、これまで何の手掛かりも得られていないことから、偶然現場に居合わせただけで、事件とは無関係なのではと推測している。
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