米国で90年にわたり事業展開する共同貿易は24日、マンハッタン区内で日本食材やレストランサプライのPRイベント「Japanese Food and Restaurant Expo 2016」を開催した。
ニューヨークで開かれる日本食の飲食関連業者向けイベントとしては最大級。昨年に続き今年も過去最多人数を記録し、1795人が訪れた。また、出展企業110社のうち20社が新規出展だった。
食品コーナーではラーメン、豆腐、日本の牛肉などのほか、鰹や昆布のだしが人気を集め、米国で日本食人気が広がるにつれ、本格的な味を追求するレストランが増えていることをうかがわせた。
酒コーナーでは日本全国の有名メーカーをはじめ、これから米国市場に進出する小規模の蔵までがずらりと並んだ。今年は新しく「燗で飲む酒」も楽しめるようになり、また、焼酎の知名度も高まっていることから会場の一角には「焼酎ラウンジ」が設けられ、焼酎を使ったカクテルを提供した。
同社の山本耕生CEOは、「酒を飲む人の層が広がっている」とし、「米国内からもニューヨークでの成功を目指すレストランが増えている」と昨今の動向を分析した。