28日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市議会のジュマーン・ウィリアムス議員と同議員に賛同した7人の議員が、全米各地で起きた警官による黒人射殺事件へ抗議の意を示すため、同日市議会が開始する前に行われた国旗への忠誠の誓いで、起立を拒否したという。
ウィリアムス議員に賛同して抗議活動に参加したのは、ブラッド・レンダー、カルロス・メンチャカ、アンディー・キング議員ら7人。
ウィリアムス議員は、14日の出席時にも起立を拒否し、人種差別に関連した嫌がらせのメールを受け取ったという。同議員は、米フットボールチーム「サンフランシスコ49ers」のコリン・カーパーニック選手が、試合前の国歌斉唱の際に起立を拒否することで、米国での黒人差別に対する抗議の意図を示したことに感銘を受けたと述べた。同議員は、「国旗への忠誠の誓いでの起立を拒否しているからといって、国に反発しているわけではない。抗議する権利があることを称賛すべきだ」と語った。
ビル・デ・ブラシオ市長やメリッサ・マーク=ビベリト市議会議長、また起立した議員の一部も、この行動にある一定の理解を示し、尊重しているという。