3日付のクレインズ・ニューヨークによると、全米に店舗を持つ家具と雑貨の人気ブランド「ウエストエルム」が、ホテル事業に参入するという。
ブルックリン区グリーンウッドの商業施設、インダストリーシティに本社を構える同ブランドは、9月29日に独自のコンセプトを起用したブランドホテルの開業と本社オフィススペースの拡大を発表した。ホテルで使用される家具や雑貨は、全て同ブランドのオンラインショッピングで購入できる仕組みになっており、顧客が宿泊しながら実際に商品の使い心地を体験できる新しい販売スタイルを提案する。
ニューヨーク州内では2018年のオープンを計画しているが、まだ具体的な場所は明らかにされていない。そのほか、ミシガンやノースカロライナ州などでも計画している。
また、床面積が約2倍に拡大されたオフィスは、プロダクトデザイナーの作業スペースや自社商品の撮影スタジオを有するほか、ホテル事業のプロジェクトチームの拠点となり、それらの企画会議や設計デザインが行われる。さらに、ホテルの客室を再現するモデルルームも開設される予定だという。
同ブランドは、調理器具販売大手の「ウィリアムズ・ソノマ」の傘下。