2日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州オレンジ郡に、体重1400ポンド(約635キログラム)のクマを子どものようにかわいがって育てている夫婦がいるという。
同郡オーティスビルに住むジム・コワルスキーさん(57)と妻のスーザンさん(57)は、20年前にコディアックヒグマの子グマを引き取り、ジミーと名付けた。このジミーが、今では9フィート(約274センチメートル)に成長。「愛情を持って接すれば、それに応えてくれるからね。たまらなくかわいい」と言うジムさんが、ジミーの背中をかいたりハグをしたりする姿は、ソーシャルメディアでも拡散され、話題になった。
いつもは優しいジミーだが、時にはクマらしく粗暴な一面も見せる。「離れようとすると、服をつかんで強い力で引き寄せる。ジミーの力は人間の千倍」とジムさんは語る。
夫婦は、けがをした野生動物などの保護団体、オーファンド・ワイルドライフ・センターを非営利で運営し、動物を自然に戻す手助けをしているが、ジミーのようにけがが元で自然に戻すことができない場合もあるという。
夫婦はほかにもジェニーという名のシリアヒグマなど11種類のクマを飼育している。