4日付のエーエム・ニューヨークによると、Wi-Fiの利用や端末機の充電などが無料でできるキオスクを今年2月からニューヨーク市内で設置するプロジェクト、リンクNYCは、Wi-Fi利用登録者の数が57万6千人を超えたことを発表した。この数は、フロリダ州マイアミ市やジョージア州アトランタ市などの人口を上回るという。
元々公衆電話だった市内400カ所のブースは、Wi-Fiホットスポットとして生まれ変わった。運営側によると、利用登録者は2月の開設以来、サービスを延べ2600万回利用しているという。今後数年間に市内5区の7500カ所にさらなるキオスクが設置される予定であることから、この数は今後も増え続けると予想されている。
開設当初は、キオスクに設置されたタブレットによる無料のウェブアクセスが可能だったが、不適切なサイトの閲覧や長時間占拠、ホームレスのたまり場化などへの苦情が殺到したため、同社は先月をもってウェブアクセス機能を中止した。これにより、キオスクの占拠が大幅に減少し、地図の閲覧や電話などでの利用者数が12%上昇したという。