5日付のメトロ・ニューヨークによると、ウエストビレッジにある800万ドル(約8億3千万円)のアパートに住むオーナーが、月1ドルの家賃で2人のルームメイトを募集しているという。
ブリーカー通りにあり、広いリビングスペースやテラスを備え、マンハッタンのスカイラインを全方位に見渡せる豪華なロフトの持ち主は、アパートやルームメイトを探すウェブサイト「SpareRoom.com」の創業者でCEOのルーパート・ハント氏。「ルームメイトと仲良く住みたい」というのが募集の動機で、「幸いにも経済的には困ってはいない」ため、家賃を月1ドルに設定したという。
募集条件は、まず生活習慣が合うこと。部屋は整理整頓されているか? 朝は同じ時間帯に起きて会社に行くか?
「趣味よりも生活習慣の方が大事」とハント氏は説明する。また、クリエイティブな仕事、ボランティア活動、起業など、何かしらの夢を持っていることも重視する。
同氏は21歳で英ロンドンに引っ越し、仕事を掛け持ちするなど苦労して夢を叶えた。この辺りの平均家賃は月1800ドル(約18万7千円)だが、その経済的負担を軽減し、ルームメイトの夢を叶える手助けをしたいのだという。