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6日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市内の中高生を対象にした調査で、生徒の多くが自身の人種に関係なく、有色人種の教師に好感を持っていることが分かった。
調査は、ニューヨーク大学(NYU)が2009~10年の間に6〜9年生5万人以上に対し、自分たちを指導している教師1680人の評価を回答させたもの。生徒たちは教師をチャレンジ性、指導方法、授業の分かりやすさなど、「7Cs」と呼ばれる基準で評価し、そのデータから、教育専門機関が各教師の生徒に対する思いやりや誠実さ、丁寧さなどを導き出したという。
その結果、多くの生徒が白人教師ではなく黒人やラテン系など有色人種の教師を高く評価した。また、黒人やアジア系の生徒は黒人教師を好む傾向にあり、ラテン系の生徒は特定の人種に好みが偏らないなど、一定の「人種のマッチング」が存在することも確認された。
研究を率いたNYUの国際教育学者フアユ・セバスチャン・チェルング准教授は、「なぜ生徒たちが有色人種の教師を好むのかさらに研究を重ね、生徒と親密な関係を築けている教師が実際に行っている取り組みを参考にして、今後の教師へのトレーニングに生かしたい」と話す。
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