太もも触る痴漢を逮捕 5年前の犯行も明らかに 

 11日付のDNAインフォによると、ブロンクス区在住の男が10日、地下鉄でわいせつ行為をしていた容疑でマンハッタン区の路上で逮捕された。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、強制わいせつ、性的虐待、嫌がらせなどの罪に問われているケネス・ジェーコブソン容疑者(44)は2011~今年にかけての5年間で、数回にわたり地下鉄の車両内で横に座った女性の体を触るなどのわいせつ行為をはたらいていたという。
 NYPDは7日、18歳の女性から9月9日に男に太ももを触られたという訴えを受け、捜査の末に同容疑者を割り出した。地元メディアによると、先月、地下鉄1番線の車両内で被害に遭ったという女性が男の姿を写真に収めており、それを見た女性の双子の姉が、当時13歳だった11年にも同じ男とみられる同容疑者から同様の痴漢行為を受けたと証言した。これら複数の犯行は、関連性があるとの見方が強まっている。
 ジェーコブソン容疑者は、青少年向けのホッケーリーグ、チェルシー・ピアーズの審判員を務めたことがあり、選手の1人は「誰にも好かれていなかった」と述べた。
 保釈金は2万ドル(約210万円)に設定されており、罪状認否は行われていない。

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